笛吹きの日常

フルートは一本でも輝ける

私のフルート人生第二楽章

こんにちは。

先日、発表会が終わって以来の初レッスンに行ってきました。

 

一大イベントが終わり。

フルートを再開してからの、ほぼ1年が終了した感じになります。

 

始まりは泥沼の中から藻掻き出るような感覚でした。

 

高校生でフルートを一度辞めて、15年というブランク。

それも学生時代ちゃんとした先生に教わったこともなく。

我流で築き上げた私のフルートは、それはもう無残なものでした。

 

音が出るのと、楽器が鳴るのは違う。

フルートを吹くのと演奏するのは違う。

 

アルテの1巻の最初から攻めよう!

 

と決めて、ひたすら音作り。

姿勢を直し、アンブシュアを見直し、息の使い方をやり直し。

それはもう、今までの我流でついてしまった悪い癖をひたすら直す作業。

 

でも、イヤじゃなかったのです。

今まで自分でも知らず知らず隠して遠ざけてきた、フルートが好きだ。

という純粋な気持ちに返れる時間がフルートを吹いてる時だ、と気づきました。

 

夏にサロンパーティーがあるけど、出ますか?

 

そう聞かれて、最初は断ろうと思いました。

みんな上手で、私だけ下手くそなんて恥ずかしいし、悔しい。

でも、一本で輝けるフルートになりたかった私にとって、舞台に上がる機会というのは貴重な機会なのでは?

 

一大決心をして出演しました。

練習もめちゃめちゃしました。

 

結果は自分なりに満足いくものになって、とても嬉しかったのを今でも覚えています。

 

夏から冬にかけてコンクールもありましたが、さすがに今年は無理。

今回は聴く側に徹して、来年出場を目指そう。

 

そう思い、次はサロンコンサート。

 

パーティーは音源に合わせて演奏したので、今度は、生のピアノと合わせてみたい。

そんな思いでユーのファンタジーを選びました。

 

正直大変でした。

 

自分がしっかりしなくてはいけないし、自分ひとりでもない。

ピアノは小学生の段階で挫折して、ヘ音記号は読めない。

和音は音符みても、頭の中で鳴らない。

 

ピアノとの合わせは、とにかくYouTubeを聞いて、「ここ!!」というタイミングで入る・動くを覚える。

それのみ。

 

サロンパーティー以上に練習しました。

毎日毎日、ひたすらフルート。

できないなら、なぜできないか考えて、次はこうしようと試す、の繰り返し。

 

ちょっと背伸びしすぎた選曲ながら、先生に助けてもらいながらなんとか本番を迎えることができ、本当によかったの一言です。

 

1年、あっという間でした。

こんなに濃くフルートとお付き合いしたのは、はじめてではないでしょうか。

 

これからの1年は私のフルート人生第二楽章。

今年はコンクール、目指してみようかな。

 

なんて考えています。

いつか輝けますように。